銀瑠璃~第八・五号~

銀瑠璃~第八・五号~(令和3年11月23日発行)

収録作品

  • 銀神月美著『マシュマロ羊の先』
――書籍が電子媒体を指し、AIが小説を書く世界。そんな中で人間が書いた小説を紙媒体で本にする老爺と技師。そして二人に巻き込まれた栃木るり。ある日、老爺の書いた小説と全く同じ小説がAIによって書かれてしまう。

  • 茉麻著『機械油をインクにかえて』
――よく寝ている人、という印象の中西まや。そんな彼女との出会いがるりを翻弄する。まやの正体とは、そしてその想いとは。

  • 清水楓著『魔法使いからあなたへ』
――まやの一件以降、創作活動が難航しているるりは同じく服のデザインが難航しているいろはをケーキ屋に誘う。「魔法使いが作るケーキですから。魔法がかかっています。望みを叶えてくれる魔法です」そんな言葉で電脳仮想世界の住人リュカから教えて貰った店。後日、リュカに店へ行ったことを告げると、衝撃の真実が。そこからまやの問題へと繋がっていく。

  • 透水著『奇歪電脳幻夢案内』
――「きゃんぴるりーん☆ 読者のみんな、こんにちは!
 わたし、東桃山ジョセフィーヌ! 恋に恋する十六歳! ドイツ生まれのアルゼンチン育ち、アラビア王家の血を引く生粋の薩摩隼人! 喋りにちょっぴりテキサス訛りが混じるのがチャームポイントよ☆」
『発狂小説』に冒されたるりの運命や如何に。

  • 濁水著『怪事解体電人暴譚』
――『発狂小説』。読めば発狂するというネット上で噂になっている都市伝説。しかし、第二会議室で語られたのは、明確な被害者の存在。ただの都市伝説の『発狂小説』ではない、事件としての『発狂小説』に刑事、膳勘九郎が挑む。

  • 銀神月美著『るり謹製 ジョセフィーヌ』
――るりはスランプに陥っていた。柳田に相談するも、文化祭で小説を発表するという荒療治を提案される。〆切に追われるるり。何も設定が出てこない状況で、るりを助けたものは……。







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